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錆びにくい鋼板、ガルバリウム鋼板!

知ってほしいポイント 【 ガルバリウム鋼板の自己修復作用 】

はじめに、鉄板に「ガルバリウム」と呼ばれる

”アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金”をめっきしたものが「ガルバリウム鋼板」です。

ガルバリウム鋼板表面イメージ

めっきの役割

○亜鉛の役割「犠牲防食」

 

亜鉛には「防食作用(鉄を腐食させない作用)」があり、亜鉛自身が溶けることで鉄部分を覆い、

錆による穴の拡大を抑える役割を果たします。この働きを犠牲防食といいます。そこで、この性質を

生かして金属素材に亜鉛をめっきした建材「トタン」が生まれるのですが、亜鉛は時間の経過と共に

溶けてなくなり、防食性を失ってしまいます。防食性を失ったトタンはさびやすくなるため、トタンの

デメリットとして耐久性が低い、メンテナンスの間隔が短い、、、という点があげられています。

 

 

○アルミニウムの役割「不動態皮膜」

 

アルミには、金属の表面(空気と接する部分)に瞬時に酸化物の薄い皮膜を作る「不動態皮膜」という

働きがあり、絶えず表面に皮膜を作ることで金属を守ります。この性質を生かして、アルミをめっき

として使用した「アルミめっき鋼板」が車輌部品や建材に使用されています。

 

 

○亜鉛+アルミで自己修復作用のあるガルバリウム鋼板に

 

そこで亜鉛とアルミを組み合わせて、このガルバリウム鋼板が生まれました。

鋼板の錆を防ぐには「犠牲防食」と「不動態皮膜」の両方が必要で、このバランスが崩れると

耐久性や耐用年数が短くなってしまいます。つまり、両方の含有率のバランスが大事なんですね。

 

 

○実際ガルバリウム鋼板に付いた傷がどのように修復されているのか

 

 

①亜鉛が酸化して溶け、傷の断面を覆う

②亜鉛の上から、さらに酸化して溶けたアルミが覆う

③絶えず傷が覆われている状態になり、長時間立っても錆が拡大しにくくなる

金属なのに傷に強い!
すごいよガルバリウム鋼板!